ナンバーファイブ 7巻

6巻ですごい展開を始めたナンバーファイブの最新刊が出た。
はっきり言って話は、ほかの漫画をぶっちぎってすごいと思う。
今までの松本大洋の本も終盤はすごいことになっていたけれど、
それがどこか空想の世界の中で完結した「お話」だったんだなって気がしてならない。
ナンバーファイブは、もちろん空想の話には違いないのだけど、
その扱っているテーマは僕らが住んでいる世界に通じるものもいっぱいあって、
その思いは巻を進めるごとに確信がもてる。
あげるとすると、環境問題やマスコミによる情報の拡散や遺伝子操作や都市と田舎の格差など
その問題はどれも現代のリアルな問題だ。

スターウォーズや、ロードオブザリングとかの現代における神話のような
壮大な話に全く負けていないすごい話だと思う。
それもあと1巻で終わりらしい。どんな結末を用意してくれているのだろうか。楽しみだ。