言語を生みだす本能
- 作者: スティーブンピンカー,Steven Pinker,椋田直子
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 1995/06/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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面白いっつうか、めちゃくちゃわかりやすい。
先生には悪いが*1、授業でチョムスキー理論を教わったときには、
その理論のコンセプトが全く読み取れなかった。
文章っていうのは、どの言語でも同じような構造を
持ちうるというのは授業じゃ残念ながらわからなかった。
まだ途中だが、読んでいるときにずっとすげーなって思うのはやっぱり題名だ。
言語を作るというのは、人間の本能で、
言語で物事をどうやら人間は考えていないというのはすごいことだと思う。
って言うことをこの数日ぼんやり思っていて、ある日友達とばしばし話していたら
その日の夜にその友達が夢に出てきて、その友達があたかもそこにいるように話していた。*2
夢ってのがどうやら自分の頭の中で生成されるものだとすると、
言語を生み出す本能ってのは、他人の言語まで生成できるんだなってことにすごい驚いた。
と考えると計算機に言葉をしゃべらせるとしたら、その計算機はそれ自身で本能というものを持たないと、
計算機は言語を生成することができないことになる。
んん!となると、計算機に擬似的に感性を生成させては、
人と言語を通してコミュニケーションをとることなんてできるはずがないような気がする。
感性と本能ではだいぶ意味合いが違う。感性は、感じてなにか行動を生成するまでを補い、
本能は、もっとその動物が根本で持っているものだと思われる。
なんて、ぐだぐだ思ったり。