アカルイミライ

9.11の時あなたは何をしていましたか?
つう質問が流行っているらしいって何かの本で読んだ。
僕は実家にいてその日はすごい強風で、
古かったうちのテレビのアンテナがぶっ倒れてて
うちでテレビをみることができなくなっていた。
仕方なく、僕は部屋に戻ってパソコンでWEBをぼんやりみていた。
そしたら、アサヒドットコムのトップがいまいちよくわからない事を表示していた。
アメリカで同時テロ?なんだそれ?
ざらざらした気分になって、近くにあったラジオをつけた。
なにやら飛行機がビルに突っ込んだらしいという事だけはわかった。


で、この映画の雄二が屋上に上ってそこから見た景色を見て、
アンテナをいきなり壊し始めたところを見ててそのことを思い出した。
どんな意味があるんだ?と見ているときは思った。
多分彼は旅立つ事を決めてテレビのくらげの情報は、
いらないものだと思ったんだろう。
とすると僕の場合はどうだったんだろうか?
もちろんアンテナを壊したのは僕でなく自然の力だ。
むしろそうだとするとより大きな力が働いていたというふうにも、
解釈することができる。つまり、僕はこう考えた。
あの台風は僕に、これから起こることにテレビだけでなく、
様々なメディアや自分で体験して感じて理解しろってことを
伝えようとしてたんじゃないかと。
この映画の話をすると、この映画はどうやって未来に向かうかという話だ。
未来自体はこの映画の中では全く出てこない。
出てくるのは未来をつかもうとする話ばかりだ。
考えるのは自分の未来。
自分もただひたすらもがくことをしなくてはならないのだなと感じた。