傷

ここで言いたいのは心の傷について．
脳は，可塑性があるので，うけた心の傷はなくならない．
それを克服するってことは，その傷に対して違う見方を作っているということだ．

で，他人からみたその人の傷ってのはどこまでわかるんだろう．
逃げていると見えてももしかしたら，戦ってそこに落ち着いているのかもしれないし，まだ戦う準備ができていないのかもしれないし，もう戦う気力がないのかもしれない．
物事にどう戦うかってのがその人の生き方なのかも．

自分が傷つくことに関しては，自分の問題を自分のことだと思わずに誰かの問題だと仮定すると問題がわかりやすくなるらしい．
昨日見てたNHKスペシャルのオリンピック代表の特集でも，いかに自分たちを客観的に見ることが自分たちの勝利に繋がるかということを述べていた．
全てのことを手に入れようとするとどこか無理が生じてきて，でも自分がその渦の中にいるとその無理に気付けないことが多い．それをいかに選別するかってのも重要な問題だ．
もしかすると戦うことって選別することなのかも．